高速情報協同組合の法人ガソリンカード・法人ETCカードを紹介 ETC協同組合との違いやメリット・デメリットは?

高速情報協同組合 法人カード

クレジットカード会社が発行する法人カードや法人ガソリンカードでは無く、協同組合が発行するクレジット機能の無い法人ガソリンカードについて調べると、次の二つの組合名を見る事が非常に多くなる。

  • ETC協同組合
  • 高速情報協同組合

もちろん他にもあるがこの2つは定番であり、2大協同組合とも言える状況だ。

当サイトでは「ETC協同組合」の方に関する記事はすでに書いてきた。

それはETC協同組合が発行する「法人ガソリンカード」や「法人ETCカード」についての記事だ。

閲覧に来て下さる方々が安定して存在しており、ETC協同組合に興味をもたれている方々の多さを実感している。

今回の記事はそのETC協同組合と比較される事も多い「高速情報協同組合」についての記事。

高速情報協同組合に関しても同じく、クレジット機能の無い法人ガソリンカードや法人ETCカードの発行をしており、カードのスペックなどを見ても非常に共通点が多く、非常にそっくりだ。

なので何が違うかよく分からないと感じる方も多いかと思う。

今回はそんな高速情報協同組合や、高速情報協同組合が発行する法人ガソリンカードや法人ETCカードなどについて、ETC協同組合の場合との比較もしながら書いていこうと思う。

高速情報協同組合
法人ガソリンカード
申込みサイトは
\こちら/
高速情報協同組合のガソリンカード
高速情報協同組合
法人ETCカード
申込みサイトは
\こちら/
法人ETCカード申込み
ETC協同組合
法人ガソリンカード
申込みサイトは
\こちら/
法人ガソリンカード
ETC協同組合
法人ETCカード
申込みサイトは
\こちら/
楽ちんETCカード

高速情報協同組合とは

高速情報協同組合・公式サイト
引用:高速情報協同組合・公式サイト

平成5年(1993年)設立の高速情報協同組合。
設立から長い期間が経過しており、老舗とも言える協同組合だ。

公式サイトの組合概要では次のように紹介されている。

※高速情報協同組合とは

中小企業の事業を多角的にアシストする“高速情報協同組合”。
異業種交流や各種、共同購買・共同利用を通じて事業経営を効率よくサポートします。
コストの削減や新たな経営戦略に役立つ情報の提供や交流など経営活動の促進を目指した
事業協同組合です。

引用:公式サイト

次に、基本情報について表にまとめたいと思う。

設立年月平成5年3月
許可省庁内閣総理大臣・法務大臣・文部科学大臣・厚生労働大臣・九州厚生局・九州農政局・九州経済産業局・九州運輸局・九州地方整備局・九州地方環境事務所・福岡財務支局・福岡国税局
取扱法人ETCカード
法人コーポレートカード
事業地区全国46都道府県(沖縄県を除く)
所在地〒802-0038
福岡県北九州市小倉北区神幸町9-1
連絡先TEL 093-531-1356
FAX 093-531-1370
info2@kousoku-j.jp
代表理事山田 展子
主要取引銀行株式会社 三菱UFJ銀行
株式会社 みずほ銀行
株式会社 西日本シティ銀行
株式会社 三井住友銀行

「取扱」に関しては公式サイトに書いてある情報をそのまま書かせて頂いてるが、「法人ガソリンカード」ももちろん扱っていおり、さらには「ETCコーポレートカード」も扱っている。

※ETCコーポレートカードとは

東/中/西日本高速道路株式会社(NEXCO)が発行するETC専用カードです。

ETCコーポレートカードの場合はETC割引に加えて大口・多頻度割引もあるので、ETC利用料金が高額であったり、多頻度でよくETCを利用するという法人の方向けのカードです。

一方で、カードに記載されている車両でしか利用出来なかったり、マイレージサービスには登録出来なかったり、といったデメリットもあります。

※ETCコーポレートカードについて詳しく知りたい方は、NEXCO公式ページなどからご確認ください。

公式サイトにはより詳しく組合概要について記載されているので、そちらも参考にして頂ければと思う。

ETC協同組合と基本情報を比較

実は高速情報協同組合とETC協同組合
姉妹団体の関係にある。

ETC協同組合とは

中小企業の事業を多角的にアシストし、異業種交流や各種共同購買・共同利用を通じて事業経営を効率よくサポートします。
コストの削減や新たな経営戦略に役立つ情報の提供や交流など、経営活動の促進を目指した事業協同組合です。

引用:ETC協同組合公式サイト

ETC協同組合の方が新しく、高速情報協同組合設立の11年後にETC協同組合も設立された。

高速情報協同組合ETC協同組合
設立平成5年
(1993年)
平成16年
(2004年)
取扱・法人ETCカード
・法人コーポレートカード
・法人ETCカード
事業地区全国46都道府県
(沖縄県を除く)
北海道、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、 新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、 兵庫県、奈良県、鳥取県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、熊本県、 大分県、鹿児島県、沖縄県
所在地〒802-0038
福岡県北九州市小倉北区神幸町9-1
〒802-0022
福岡県北九州市小倉北区上富野5-1-11
連絡先TEL 093-531-1356
FAX 093-531-1370
E-mail:info2@kousoku-j.jp
TEL:093-521-2333
FAX:093-521-2310
E-mail:info@etc-kumiai.jp
代表理事山田 展子星野 宏貴

法人ガソリンカードについて

高速情報協同組合の法人ガソリンカードのスペックについて表で紹介。

ETC協同組合の法人ガソリンカードのスペックも一緒に表で紹介するので比較して頂きたい。

高速情報協同組合 法人ガソリンカード
高速情報協同組合
ETC協同組合 法人ガソリンカード
ETC協同組合
発行手数料無料無料
年会費無料無料
事務手数料無料無料
出資金10,000円/1社
(組合退会時に返金)
10,000円/1社
(組合退会時に返金)
燃料価格毎月末に算出する組合価格
(後決め方式)
毎月末に算出する組合価格
(後決め方式)
利用可能スタンドアポロステーション・出光&昭和シェル
(全国6,400店舗)
※店舗数は記事執筆時点の
公式サイトからの情報
アポロステーション・出光&昭和シェル
(全国6,400店舗)
※店舗数は記事執筆時点の
公式サイトからの情報
支払い方法月末締め翌月末日
口座振替
月末締め翌月末日
口座振替
だいぶ驚く<br>おじさま
だいぶ驚く
おじさま

ま…
まったく同じやないかい…

そうだ。

高速情報協同組合とETC協同組合の法人ガソリンカードのスペックは全く同じだ。

発行手数料も年会費も走行手数料も、利用可能なスタンドや料金の支払い方法も、全て全く同じ。

では何で選べば良いのかとなってしまうが、次に紹介する「法人ETCカード」の方では若干の違いがある。

法人ETCカードについて

次に両組合の「法人ETCカード」の比較表を紹介。

高速情報協同組合 法人ガソリンカード
高速情報協同組合
ETC協同組合 法人ガソリンカード
ETC協同組合
発行手数料550円(税込)/1枚
(発行時のみ)
880円(税込)/1枚
年会費550円(税込)/1枚(年1回)880円(税込)/1枚(年1回)
事務手数料毎月の走行料金(ETC料金)に対して8%毎月の走行料金(ETC料金)に対して8%
出資金10,000円/1社
(脱退時返金)
10,000円/1社
(脱退時返金)
支払い方法・月末締め、翌々月に口座振替
・請求書は口座振替の前月20日頃に公開
・月末締め、翌々月に口座振替
・請求書は口座振替の前月20日頃に公開

このように法人ETCカードの場合、発行手数料と年会費で「330円/1枚」の差がある。

しかし両組合が発行する法人ETCカードで圧倒的に大きくなりやすいコストは「毎月の走行料金(ETC料金)に対して8%」の事務手数料だ。

発行手数料は発行時のみの支払い、年会費は年一回の支払い、という形になるので「330円/1枚」節約した所で大きな違いにはならないかもしれない。

しかし「少しでも良いからコストを安く抑えたい」という方には、高速情報協同組合の方が向いているとも言える。

ちなみに出資金についてですが、「組合加入出資金は1社につき1万円」となっています。

なので法人ガソリンカードと法人ETCカードの両方を発行する場合でも、同じ組合から発行すれば出資金は1万円になります。

例えばもし、「どちらのカードもETC協同組合から発行する」となれば、出資金は1万円です。

「両方発行するから出資金2万円」とはなりません。

ETCカードの魅力:時間帯・休日等により割引適応(マイレージ還元もあり)

今回紹介のカードに限った話では無いが、ETCカードではNEXCOが運営するお得な割引制度を利用する事が出来る。

NEXCOとは、

の3社の総称だ。

各会社名をクリックするとそれぞれのホームページへ移動します。

またETCマイレージ還元もある。

今回紹介の高速情報協同組合法人ETCカードでETCマイレージサービスに登録をすると、このETCマイレージ還元を受ける事が出来る。

ちなみにその登録は組合が代行してくれる。

ETCマイレージサービスでは、ETCカードでの通行料金の支払額に応じてポイントが付く。
ポイントは還元額(無料通行分)に交換のうえ、通行料金の支払いに利用可能だ。

詳しくはNEXCOホームページからご確認頂ければと思います。

また、マイレージサービスに関しては次のような注意点もある。

  • 組合員へのETCマイレージポイントの還元の有無に関わらず、ETCマイレージサービスの登録・管理は、組合が行います。
  • ETCマイレージサービスの登録の際、組合は、申込のあった組合員が保有する車載器情報を使用します。
  • 組合員は、個別に ETCマイレージサービスの登録・管理をすることはできません。
引用:高速情報協同組合・公式サイト

各種のETC割引とマイレージ還元、どちらも利用する事が出来るので非常にお得になり、経費削減に大きく貢献してくれる。

ETC協同組合の方が若干審査に通りやすいと言われている

高速情報協同組合とETC協同組合は申込者に対してカードの発行をするにあたり、それぞれ組合独自の審査を行っている。

そしてETC協同組合の方が若干ではあるが、審査に通りやすいと言われている。

どちらの組合であっても、クレジット機能の無いカードの発行をするための独自審査であり、クレジット会社の審査と比べたら審査に通りやすいのは間違いない。

そもそも両組合とも、なかなかクレジット審査に通れない新規事業者といった方々のための組合とも言えるのだから、審査に通りやすくなるのは当然だ。

ETC協同組合は高速情報協同組合設立の11年後(2014年)に設立された組合です。
よってETC協同組合は高速情報協同組合で審査に通れなかった事業者の方々の、「受け皿」の役割を担っているとも考えられます。

かといって、ETC協同組合の審査には通れなかったけど高速情報協同組合では通れた、となる可能性も無くはない。

なのでどちらかの組合の審査に通れなかったのなら、もう一方の審査に申込むという形も良いかと思う。

高速情報協同組合 法人ガソリンカード・法人ETCカードのデメリット

高速情報協同組合の法人ガソリンカードや法人ETCカードのスペック・特徴は、ETC協同組合の場合のそれぞれのカードとほぼ変わらないという事をここまで書いてきた。

なので高速情報協同組合の法人ガソリンカードや法人ETCカードのデメリットに関しても、ETC協同組合の場合とほぼ変わらないとなるが、書かせて頂こうと思う。

ガソリン価格の割引は無い

先述したようにガソリン価格は事前契約した、毎月末に算出する組合価格となる(後決め方式)。
後決め方式のガソリン価格は全国平均値より決定される。

当然店頭のガソリン価格は変動するものであるので、この契約方式によってガソリン代をいつも店頭価格より安く出来て節約出来るとは言い切れない。

つまり店頭価格の方が安くなってしまう可能性も無いとは言い切れない。

事前の資料や相談により、燃料価格についてもしっかり確認して頂き、燃料代の面でもカードを利用する価値はあるのかご判断頂ければと思う。

ただし事前の契約価格だと「経費管理がしやすい」というメリットもあります。

法人ETCカードの方は各種手数料によりコストがかなり掛かる

先述もしたが、高速情報協同組合が発行する法人ETCカードはETC協同組合の法人ETCカードよりも、「発行手数料」や「年会費」はそれぞれ一枚当たりで330円安くはなる。

しかし次のように全体で見るとかなりのコストが掛かる。

特に大きいと言えるのが、最後に記載した「毎月の走行料金の8%の事務手数料」だ。

毎月の走行料金はETC料金を元に計算されるが、この毎月の走行料金に対して8%もの事務手数料が発生する。

発行時のみ支払いの「カード発行手数料」や、年に一回の支払いの「年間手数料」とは全くわけが違う。

次に、年間で掛かる手数料の例を記載させて頂こうと思う。

コスト例:各車の毎月のETC料金15,000円、社用車3台

出資金10,000円
カード発行手数料550円×3(枚)=1,650円
年間手数料550円×3(枚)=1,650円
毎月の走行料金の
8%の事務手数料
15,000円×3(台)×12(ヶ月)×0.08=43,200円
年間コスト(合計)56,500円

出資金は組合退会時に返却される上、カード発行手数料も一時的なコストではある。

とはいえ毎月の走行料金の8%もの事務手数料はやはり、相当大きなコストになりやすい事が分かる。

クレジット機能付き法人カードの追加で発行するETCカードの場合、年会費のみの支払いで済んだり、親カードの方で支払う手数料のみで済むという場合もあるので、やはりこのコスト面では大きな違いとなる。

例えば当サイトの過去記事でも紹介させて頂いた「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード」がある。

これは協同組合が発行するカードとは違い、クレジット機能付きの法人カードであるが、この法人カードの追加カードとしてETCカードも申し込むことが出来るようになっている。

親カード一枚に付き、5枚までETCカードが発行可能だ。

このセゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードの追加で作るETCカードの場合、発行手数料も年会費も走行手数料も全て無料だ。

さらには親カードの年会費まで無料になっており、セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは新規事業者に非常に優しい、クレジット機能付き法人カードとなっている。

結論:高速情報協同組合とETC協同組合とでは大きな違いは無い

やはり姉妹団体の関係にあるだけあり、二つの組合に大きな違いはなかった。

設立から期間の長い老舗の安心感が欲しかったり、少しでも発行手数料や年会費を安く抑えたいと言うのなら、高速情報協同組合の方が良いとなる。

一方で、少しでも審査に通りやすい方が良い、早く発行したい、と言うのならETC協同組合の方が良いといった所。

こういった違いを加味し、ご自身にあった組合を選んでカードの申込み等を行って頂ければ幸いだ。

両組合について調べると「株式会社未来」という会社名を見る事が多いと思います。

この「株式会社未来」の業務受託先が、高速情報協同組合・ETC協同組合という関係にあります。

株式会社未来からは「はたらくクルマの自動車保険」というネットで簡単に申込める事業者用の自動車保険も用意されていますので、保険も探しているという方々はこちらも参考にして頂ければと思います。

ここまでご精読頂きありがとうございました。

高速情報協同組合
法人ガソリンカードは
\こちら/
高速情報協同組合のガソリンカード
高速情報協同組合
法人ETCカードは
\こちら/
法人ETCカード申込み
ETC協同組合
法人ガソリンカード
\こちら/
法人ガソリンカード
ETC協同組合
法人ETCカード
\こちら/
楽ちんETCカード

コメント

タイトルとURLをコピーしました